一人の韓国アイドルがこの世を去って。
一人の韓国アイドルがこの世を去って。
あのニュースにまだ心が痛い。私の青春を華やかにしてくれたK-POP。その中でも有名で人気なスターであり、ステージでは比較的明るく振る舞っていただけに、突然の出来事に私だけでなく、多くの人の心が痛んでることだろう。
日本のメディア、韓国のメディア、それ以上にK-POPには、アイドルのプライベートに密着するファン、そして彼らが得た情報を瞬く間に世に知らしめるSNS(Twitter、YouTubeなど)があり、良くも悪くも赤裸々に色んなことが今週一週間で明るみに出てしまっている。それを見ると、思うことがたくさんある。まるで、近くで起こった事件のように。
彼のような才能のある人が世に存在しなくなることほど惨めなことはない。これについては、香取慎吾がTwitterでも呟いたように、テキトーさが必要だ。
また、歌手などを取り巻く事務所のスタッフなどは配慮すべきである。いくら売れっ子のアイドルでも、売れ行きが安定すれば精神的なケアを取ったり、また長年での変化を人間の成長と捕らえられるようなおおらかな心を持たなければならない。少なくとも、アメリカ、また、韓国から見た日本のような余裕のある環境づくりが必要と考えられる。
こんなことは言いたくないが、この死を無駄にしてはならない。所属事務所が葬儀後に「温かく彼を見送ることができた」とか、死後に「彼は才能があり、ファンに愛されるアーティストだった」なんてコメントを出しているが、個人的見解では一番の加害者に当たると思われる事務所がなんてことを言ってるのだろうか。よくそんなことが言える。大きな顔して言うところが本当におそろしい。前進ばかりでなく、事務所としての行動方針や理念、名ばかりではない中身の内容を今一度省みるべきである。
音楽という精神的文化は人を苦しませるものであってはいけない。それはオーディエンスにとっても、パフォーマーにとっても。苦境があったとしても、最後は楽しみや悦びが感じられるものでなければいけない。音楽界のこれからが良くなるよう期待したい。