自己中な思惑

淋しい。

 

あの人に抱きつきたい。

 

抱きつきなんてしなかった。2人でいるとき私はなぜかツンとしていた。甘えられない。そういう性格なのだ。いや、本当は甘えたいのだが甘え方がわからない。

 

何度思いめぐらしたって、あの人と付き合うのは無理だ。なんせ私が冷たかったのだ。冷製コーンスープのように。温めればコーンのうま味も一層おいしいし、冷たいときもかろうじてうま味は持っているのだが、するする喉を通るだけだ。

 

もう一度時間を止めてあの日々へ戻りたい。

緩かった。私たちを取り巻く時間は。

 

もっと有意義に過ごすべきだったのかな?幸せだった。

 

もっと一緒に夜を過ごしたかった、実をいうとセックスはそんなに楽しくないのかもしれない。女にとってみれば、セックスより思いを馳せて寝顔を見つめるだけでもとても愛おしくなれる。

実家暮らしとかそんなの放っておけばよかった。家になんか帰らなくても、学校は行ける。どっぷりはまればよかった。あなたに。

 

あなたの背中は大きい。何を考えているか私は過ごした時間が短すぎて分からない。きっとかわいい女の子のことを半分ぐらい考えていたのだろう。それでもいい。それがあなただった。なんだかんだおおらかだった。好きなところは?と聞かれて優しいところと答えるとつまんなさそうにしていたが、結構そういうところなんだよ、もっと表現のしがいあったか。

 

においは思い出せないが、体臭みたいな。でもいい匂いだった。

 

ベッドにあなたがぐっすり寝ていて、私は寝顔を十分満喫して、気づかれないように後ろから手を回したい。気づかれたくない。永遠にハグしていたい。

 

そしたら、気づいたあなたが抱きしめてくれたりして。

 

 

 

 

 

( *´艸`)